旭ヶ丘吹奏楽団

細江さん

ほのぼの定期演奏会        S54年卒 細江 紀尚

雨で肌寒い日にも拘わらず、今年も定演は大盛況。私たちOBも合同演奏と当日のお手伝いをさせて頂きました。私もOBとして参加するようになって3年目です。思う事は生徒さんは礼儀正しく明るく、伸び伸びと部活を楽しんでいる様子。我々OBに対しても嫌な顔をせず、むしろ好意的に接してくれるのでとても嬉しく、毎回、何かお手伝い出来ればと思い参加しています。

本番前、演奏会に係わる生徒さん、OBは勿論、アナウンス係や進行役、照明さん等、全員を紹介して皆で盛り上げる雰囲気が開演前で出来上がります。他校の事は分かりませんが、きっと中津高校吹奏部の独特の良さだと思います。

OBも慣れて来たのか、誰に言われなくても皆が自発的にロビーやステージ裏でお手伝い。この空気がとても心地良いです。

さあ いよいよ本番、2部は生徒さんとOBの合同演奏、120名近い大ステージ。観客も圧倒されますが、その中で吹く我々も興奮。恩師の安江先生や後輩の高橋先生の指揮で年代を越えた仲間と吹ける事の幸せを実感します。数回の合同練習だけで生徒さんとOBの気持ちが一つになれ、厚いハーモニーを作り上げることが出来、素晴らしいです。

生徒さんの演奏は三年生が今回の定演で引退という短い練習の中で曲目も多く大曲も有ったので、正直、消化不良の感がありましたが、観客には十分に生徒さんの気持ちが伝わり、満足して聴いて頂けたのではと思っています。

ここ数年、近隣の高校の吹奏楽部の定演は派手な演出をしたり、相当の背伸びや、無理をした定演が多いようですが、中津高吹奏部の定演は他校に無い独特のほのぼの感、温もりを感じる定演です。

OBとして参加出来た事が嬉しく、生徒さん達に感謝したいと思います。そしてこの温もりを感じる吹奏部の雰囲気をいつまでも大切にして欲しいし、今後も出来る事が有ればお手伝いしたいと思います。

良い演奏会でした。 当日、参加、お手伝いして下さったOBの方々、お疲れ様、ご苦労様でした。