旭ヶ丘吹奏楽団

MALTA 「HIT&RUN SPECIAL LIVE」で共演!
2010年1月23日(土) 中津川市の主催事業で、お声をかけていただき、日本を代表するサキソフォンプレーヤーのMALTAと吹奏楽部が夢のコラボを行いました。その模様を報告します。
前日22日(金)授業が終わるとすぐに楽器を積み込み、東美濃ふれあいセンターに移動。やや緊張しながら歌舞伎ホールで練習を行いました。まず私たちだけで演奏する「ドレミの歌」の練習をしている頃MALTAが到着。その後、共演曲「ハイプレッシャー」のリハーサルが始まりました。間違えやすい箇所をチェックしていただくなど、直接ご指導を受けながら何度か合わせました。その後MALTAさんから「スタンドプレーをしましょう」と提案があり、急遽個人、パート、全体とやり方を指示してくださいました。本番前日で顧問の私としては、かなり心配しましたが、部員達がしっかり練習を積んできてくれたお陰で、特に問題もなく指示通りできました。さすが中津高生!
当日は、午後4時からMALTAとの最後のリハーサル。部員は昨日のリハーサルをきちんと復習してくれており、リハーサルもスムーズに進み、MALTAも上機嫌なご様子。いざ本番へ・・・。
チケットの前売りはあまり芳しくない状況でしたが、当日の朝、中日新聞が県内版でリハーサルの様子を大々的に取り上げていただいたお陰で、やや客足は伸びたようでした。5時にはもう列ができ始めていました。なんとその列の先頭は、嬉しいことに我が吹奏楽部のOBの方々でした。「最前列で応援するから」と。ステージに上がる私たちも勇気100倍といった感じでした。
緞帳が上がり、中津高校単独で軽快な「ドレミの歌」を演奏。続いて「ハイプレッシャー」を演奏しはじめ、イントロ途中でステージにMALTAが登場。会場は大きな拍手で雰囲気が一気に盛り上がったのが、指揮をしながらも感じました。さすがに本番の集中力というかノリというかパワーはすごかったです。そのパワーに乗せられ、部員達もいつもより音の抜けが良くなったり、ノリもよくなったりと、これがコラボの、そしてライブの醍醐味だなと実感しながら、指揮者として顧問として幸せなステージを楽しませていただきました。
コラボ終了後は、部員も客席から鑑賞しました。そのパワフルなステージに部員達も感動した様子。終わってから「私たちはこんなすごいプレーヤーと共演したんだ(してしまったんだ)」という実感が湧いてきたようでした。その証拠に、終演後にはMALTAさんの楽屋に長蛇の列。あんなにパワフルなステージをした直後にもかかわらず、一人ひとりと会話をされながらていねいにサインに応じてくださいました。そのMALTAさんの人間味にも触れることができ、とても嬉しく思いました。予定時間を大幅に過ぎてしまい、峰さん(マネージャーさん)すみませんでした…。部員や私にとっても、たいへん貴重な経験をさせていただきました。

(文責:顧問 高橋)